iPhoneXS MAX登場。僕とiPhone6plusの出会いと別れ。
問題が起きたため、再度webページを読み込みました。
高熱を出しながら、僕のiPhone6ぷらすが悲鳴を上げている。
もう限界なのだろう。
画面左上はバリバリに砕け散り、勝手にマナーモードになったり解除されたりする。
上司に怒られ、険悪なムードの中「ラ~イン⤴♪」とか鳴ったりする。
アプリがことごとく落ちていく。
「ツムツム」がおちる。「ぷくぷく」がおちる。「FGO」がおちる。
プレイしてないのに勝手にドーナツが減っていく。
充電器は、しっかり差し込んでるはずなのに、ふぉん♪ふぉん♪と無限になり続け、しっかり充電出来てんのか分からない。朝起きたら2%だった。
そんな事はざらで、ついには朝目覚めたら、充電が切れていてアラームが鳴らず、仕事に遅刻なんてことも最近起こり始めた。
こんな生活を約2か月間くらいしている。
来たる9月13日にようやくiPhoneの新作が発表された。
長かった。めちゃくちゃ長かった2か月。
いったい何度iPhone8に乗り換えようかと、心を揺さぶられた事か、
この2か月間僕は、必死に検索し続けていた。「iPhone新作 いつ?」「iPhone9 まだ?」「iPhone6 ポンコツ」
検索結果はいつも曖昧で、「もしかしたら今年中に出ないかも」「10月に延期の可能性あり?」みたいな感じで、僕の弱った心理状態をもて遊ぶかのような情報が飛び交っていた。
それが、ようやく解消されたのだ。
よくやった、俺。よくぞ耐え抜いた。
僕はiPhone6plusを使っているのだが、今まで6S、7、8、X、と全てスルーしてここまでやって来た。
それにもしっかりと理由がある。
僕はついこの間まで、自分のiPhone6plusは最強だと思ってた。
一生スルー出来ると思ってた。
この調子でいけばこの先何年iPhoneの新作が出ようと、いっさい問題無いと、、
iPhone23くらいまでなら全然余裕だと。
しかし、そんな事は無かった。普通に8が限界だった。
「頑張れ、iPhone6plus。後もうちょっとだぞ。」(棒読み)
最近僕は、コイツにこんな感じでつぶやきかけている。
思えば、コイツには散々お世話になった。色々な事があった。
しかしそれも、そろそろ、別れの時期が来ようとしている。
このiPhone6plusとの出会いはちょうど4年前くらいの時だった。
当時僕は、androidを使っていたのだが、あまりにもスムーズに操作できなかった為iPhoneに乗り換える事を心に決める。
auショップに到着し、ずらりと並ぶiPhoneの中にひと際大きな画面を見せつけ、iPhone6plusは僕の前に鎮座していた。
「これください」
一瞬だった。
何の迷いも無く即答でコイツだと思った。
どう考えてもコイツが一番最強。まじジャイアン。
そんな感じで決めた。
「容量はいかがなさいますか?」「128GBで」
「保護シールはいかがなさいますか?」「 一番頑丈なガラス製のやつで」
「スマホケースの方はいかがなさいますか?」「ぱかぱかタイプのこの店で一番いかしたやつで。色は赤がいいです」
……
世界一最強のiPhoneが誕生した。
当時iPhone6plusは一番最先端を走っていたiPhoneであり、6と同時に登場した。
6とは画面の大きさくらいしか変わらないが、間違いなく時代の先陣をきる者であった。
いきがった僕であったが、後程とんでもないお値段になった事を覚えている。
容量は絶対64GBでよかった。
ウハウハ気分で、僕は友達に携帯変えた~と手に入れたiPhone6plusを見せつけるのだが、当時のiPhone6plusはあまり評価がよろしくなかった。
「画面でかくね?」「ポケットから取り出しずらくね?」「片手で操作できなくね?」「電車でパズドラできなくね?」
めちゃくちゃディスられていた。
しかし、そんな評価をもろともせず、歩み続けてきた結果、今現在次々に出て来る新作達は徐々にiPhone6plusのような大きさに合わされつつある。
これには、僕のiPhone6plusもドヤ顔である。まんざらでもない、といった感じである。
今までありとあらゆる困難をコイツは乗り越えていった。
酒をぶっかけられようが、ものともしない。生ビールをこぼした。ジンジャハイボールをこぼした。レゲパンをこぼした。レゲパンは多分2回こぼした。
しかしそんな適当な主人の扱いにもへっちゃらな顔で向かいうってくれた。
時には、4階の階段へ上がる途中にポケットから滑り落ち、3階までボブスレーの如く転がっていった時もあった。物凄いスピードで3階まで駆け抜けていったのにもかかわらず、無傷で生還した。
「な、なんのこれしき、全然余裕っしょ。何なら2階まで転がっていけたけどね?」
そんな心強い声が聞こえた。
後程、何のへんてつも無い道端で落ちた時に、画面左上から徐々にバリバリになっていった。
そして、時には寝ている間に電車内でポケットから滑り落ち、そのまま気づかず電車から降りてしまい、行方不明になったこともある。
3日間探し続けた。
諦めていたが、新宿の警察署にて発見された。落とした場所は千葉県の電車なので、なぜ新宿まで飛んでいったのかは、さっぱり分からないのだが、拾い主さんに感謝しつつ無事生還した。
後程スマホを開くと、拾い主さんからメモにメッセージが書いてあった。
当時、ロックを掛けていなかったので中身を全部見られていたようだ。
「全部中身見せてもらいました。いきがった大学生ですね。見ていて虫ずが走ります。可哀そうなので、返しておきますね。」
と言った内容だった。社会人2年目だった。
そんな沢山の困難を共に乗り越えて行った僕のiPhone6plusも、気づけば、老いぼれたともし火ジジイとなってしまった。
スマホも人間と同じで、やはり歳には勝てないのだろう。
最近では、充電100%の状態で家を出るも、何もしてないのに帰るころには10%を切るようになった。どこで90%消費してるのか大変興味があるのだが、そんな悠長な事は言ってられない、
何せ、常にスマホの充電を計算しながら生活しなければならないのだ。
朝起きた時から、この逆算が始まる。
「ここでTwitter開いたら、帰るころには0かな?」 0になる。
「LINEくらいなら何とか大丈夫だろ。」 通知0。
「1回くらいツムツムしてもいいよね?」 おちる。記録0。
しっかりハートは持っていかれる。
もうダメだ。
流石に生活に支障が出過ぎである。
早く乗り換えたい。すまない、iPhone6plus。
「俺は、この先新しいiPhoneを手に入れて先に進んで行く」
ゴーイングメリー号を捨てて、サウザンドサニー号に乗り換えた、ルフィの気持ちが今なら死ぬほどわかる。
ウソップが何と言おうとこの気持ちは変わらないだろう。
そして、向かえた9月13日。深夜2時。
新作、iPhoneXS、iPhoneXS MAXが、9月21日に発売される事が決定した。
残りあと1週間と言ったところだろうか。僕はこのiPhone6plusとの残りの期間を大切にしていきたい。
さて、ここで気になるiPhoneXS、MAXのスペックであるが、MAXの方はMAXと言うだけあってかなり画面がでかいらしい。
恐らくMAXなので、これが大きさのMAXという事が言いたいのだろう。
この時点で、僕はMAXを買う事が確定した。
MAXはヤバい。
どう考えても最強である。
そして、容量。
64GB、256GB、そして最大512GBあるらしい。
この時点で僕は、512GBのMAXを買う事が確定した。
何せMAXのMAXである。
これ以上の進化はもう無いと断定できる。
これならば、この先いくら新作が出ようと問題無いだろう。
いや、もはや新作が出るかすら怪しいところである。
MAXの次と言ったら何だろうか。
僕のiPhoneの使用頻度から、512GBという容量はいかかがなものかと。1人暮らし4LDKくらいの無駄感が多少頭をよぎったが、そんなものは関係ない。
最強であれば、それでいいのだ、、
発売日まで、残りあと1週間。
待ち遠しい気持ち9 名残り惜しさ1と言った割合で残りの期間を過ごしている。
新作iPhoneXS MAXよ、待っていてくれ。
そしてしっかりと、僕のiPhone6plusの意思を引き継いでくれ。
……
何だか、とても長い2か月間であったが、
今年も後3ヶ月で終わりですね。
では。