あれこれ トミこれ事件簿(´▽`)

世の中のふとした難題をその場の勢いとノリだけで解決していく。

走れ!!トーマス!!

 

 

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こんにちわ。

 

とみです。

 

 

先日、機関車トーマスのおもちゃをブンブンに振り回しながら泣いている子供を見て思ったことがあります。

 

 

トーマスかわいそ。……

 

 

めちゃめちゃブンブンに振り回されてる挙句、子供がん泣き。

一体トーマスがこの子に何をしたというのでしょうか?

 

しかし、判断を決めるのはまだ早い、もしかしたら別の理由で泣いてるのかもしれない。そんで、たまたま持ってたトーマスのおもちゃをぶん回してるだけなのかも知れない。

 

しかし、次の瞬間。

 

 

…………

 

ぶん投げた。

 

 

 

これには流石がに、その子のお母さんも僕も ( ゚Д゚)こんな感じになった。

 

トーマスー!!!!!

 

空高く舞い上がるトーマスを見て、その後、カシャンっと音を立てて転がり、悲しみの表情を浮かべているトーマスを見て、僕は思った。

 

トーマスかわいそ。……

 

 

もう完全に嫌われてんじゃん。

 

まぁ確かに機関車に顔がついていて、尚且つ喋ってるんだもんなぁ

考えてみると確かにちょっと怖い。子供ががん泣きするのも無理はないか。

 

いや、まて、

 

そんなこと言ったら、

 

 

 

……

 

 

 

 

アンパンマンもじゃね?

 

いや、何が?と思うかもしれないが、よーく考えて欲しい。

 

汽車に顔がついてて喋る。

 

あんパンに顔がついてて喋る。

 

 

似てね?

 これだ、

 

 

 

 

このアンパンマンの圧倒的人気度。

 

何が違う⁉トーマースとアンパンマンは何が違うんだ!?

 とちょいと疑問に思った。

 

 

誤解しないで頂きたいのだが、トーマスは別に嫌われているわけでは無い、普通に人気だ。

しかし、このご時世だ。少年達の人気を得るのに、トーマスもいささか苦労しているのだろう。

何せ、ライバルが多すぎる。子供たちが憧れるスーパーヒーロー達が多すぎるのだ。

 

大人気のアンパンマン

あんパンに顔がついてて喋る、首が吹っ飛んでグルグルぶん回って元に戻る。

顔の一部が取れたとしても、何の問題もなく生活している割に水に濡れた瞬間終わる。

ジャムおじさんや、バタコさんはもはや、何がジャムで何がバターか分からない。

 チーズに至っては、本当にただの犬だ。

 

普通に考えると良く分からない事だらけだ。

しかし、アンパンマンは絶対不動の人気を誇る。

 

何が、違うのか?

 

それは、

 

戦うからだ。アンパンマン達は戦う。ヒーローなのだ!

子供はヒーローに弱い。悪いやつを、ぶっ飛ばすのが大好きなのだ!

だから、たとえ首が吹っ飛ぼうと、顔の1部が取れようと、良く分からないジャムに顔を量産されようと、そんな細かい事は気にしない。

最後に、バイキンマンをぶっ飛ばしてさえいれば、いいのだ。

 

一方のトーマスはどうだろう?

戦いなど起きない。毎日が平和だ。

それはそうだ、彼は汽車だ、どう戦えばいいというのだ?

 

仮に街に怪獣が現れたとしよう。

トーマスは立ち向かっていく、怪獣に持ち上げられる、変なところに置かれる、線路からはみ出る、良く分からない方向に進んで行く。と言ったところで話はエンディングを迎えるだろう。

 

そんな物語を誰が見たいというのだ。

少し知恵のついた少年たちが、YouTubeにアップされているのを見てケラケラと笑われていくのが落ちだろう。

 

そんなのは違う。

 

ならば、トーマスにはトーマスの戦い方というのがある。

トーマス独自の、いい部分がある。

それを存分に生かして、注目を集める方法がある。

 

トーマスの特徴といえば~、機械、顔がついてて喋る。青い、あとは~

 

いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラえもんじゃね?

 

だいぶドラえもんじゃね?トーマス。

 

 

ここまで来ると、恐るべしトーマスとでも言っておこう。

何から何までスーパーヒーロー達と被っている。不幸の塊だ。

 

無論ドラえもんも、子供たちのスーパースターだ。

人気の理由は、四次元ポケット1つで十分だろう。

 

夢がある、ドラえもんは子供達に夢を配っている。

 

子供は、夢を見る、空を飛びたいと言えば、タケコプターが出てくる。ウルトラマンになりたいと言えば、ビッグライトが出てくる、、ムツゴロウさんになりたいと言えば、桃太郎印のキビ団子がでてくる。もう全てを消し去りたいと言えば、独裁スイッチがでてくる。この世は私のものだ、がッはッはってやりたいと言えば、もしもボックスがでてくる。

 

 

もう何でもありだ。

 

トーマスにそんな力は無い。

 

仮にトーマスに四次元ポケットを付けたとしよう。

のび太君に道具出して~と言われる。う~んちょっと待っててね~と、自分の体をゆさゆさと、揺らし始める、ジャイアンに取られる。と言ったところで、物語はエンディングを迎えるだろう。

 

 

悲しすぎないか?

他のヒーロー達に比べて、あまりにも、ハンディキャップがあり過ぎではないか?

手など、ついているわけもなく、特殊な技が出せる訳でも無い、悪党と戦ったりもしない、いたって普通の乗り物。汽車。食べ物は、石炭。

 

 ならば、トーマスは、この乗り物、そして機関車という事を存分に生かして欲しい。

 

この先、自動車や飛行機、ロケット等と言った子供たちから、絶大な評価を受ける乗り物たちに顔がついた戦士達が現れるかもしれない。

 

強力なライバルたちが、うじゃうじゃ出てきて、ますます状況は悪化するかもしれない……

 

 

 

 

 

しかし、トーマスは戦う。

 

汽車として、こんな逆境の中トーマスは戦っている。

 

 

強烈なライバル達が次々と登場し、ますます状況は厳しくなっていく中、毎日必死に食らいついていっている。

 

この激戦的な人気争いの中を戦い抜いているトーマスを、僕は誇りに思う。

 

 

トーマスよ、胸を張れ!俺はいつでも応援している。

そして、走り続けろ!ゴールが見えるまで!!

 

今日も、明日も、少年達に笑顔を配るため、ひたすら前に走り続けるんだ!

 

走れ!トーマス!頑張れ!トーマス!

 

 では