熱中症という病気にかかった...........
こんにちわ。
とみです。
暑い。
暑すぎる。
もう何も頭に入ってこない。何も考えられない。
ハチよ?俺の目の前で何をぶんぶんと楽しそうに飛び回っている?
残念ながらお前が望んでいるような、綺麗に咲いた美しい花のような甘い蜜など
出せるほど俺は、甘くない。
植物に見えたか?
ふっまぁ言われてみれば、お前の気持ちも分からなくはない、こんな、いったんもめんに、スマートフォンを掛けた体系にチワワの腕を足して、チョウチンアンコウみたいな顔に潜水艦のような頭で割って、ストローのような足を接着剤でくっ付けたような生物を、植物と見間違えるのも無理はない。
だが残念ながら、それは残像だ。
お前の目の前にいるのは、恐らく6:4で人間だ。
不思議そうに僕の事を見つめているハチは、やがて、がっかりした表情を浮かべながらゆっくりと野原へと帰っていった。
その後ろ姿は何とも悲しみに満ちていて、今さっきまで命の危機かもしれなかったにも関わらず同情の余地が湧いた。
はやく、家に帰りたい。
ガンガンに効いたクーラーの中でかき氷を食べながらビールを飲みつつ、風呂の中で柿ピーを食べて椅子に座り、ワイングラスを片手にグルグル回しつつ、テレビを見ながらハンモックの中で8時間くらい寝たい。
遠い。
腹が減った。
焼き肉が食べたい、いやこの際もうおにぎりでいい、だが、もう買う気力が無い、この際もう腹に入れば何でもいい、レタスでいい、いやキュウコンでいい、もう葉っぱでもよくなってきた、何なら植物なら何でも良くなってきた、木でいい、木が食べたい。
だが、腹の前に水分だ。
もう、喉がカラカラを通り越してゲジゲジだ。
ファンタが飲みたい、いや炭酸じゃなくていい、ロイヤルミルクティーが飲みたい、贅沢を言い過ぎた、せめて水でいい、だが、自動販売機の姿はどこにもない、ならばもう川でいい、ガンジス川でいい、インドに行かないと。インドが飲みたい。
ダメだ。もう医者だ。
完全に頭がおかしくなってやがる。
だが、どんな医者が直してくれるんだろうか?
ありえない空間で木が食べたいといいつつ、インドを飲みたいと言っている、人間とはかけ離れた、謎の生物を一体どんな医者が見てくれるというのだろう?
そもそも、どこが悪いのか分からない。
どんな、手術が待ち受けているのか、怖くてしょうがない。
はーい、じゃあ、まず、いったん木綿とスマートフォン確認しますねー
チワワちょっと上げといてねー潜水艦見るからー、ストロー邪魔だから外しますねー。
ゾッとしてきた。医者の会話じゃない。
もはや、プラモデルだ。
並大抵の医者じゃない。
ブラックジャック程度の医者じゃ話にならないだろう。
ならば、せめて、
ブラックジャックがしたい。
もう、今すぐ21を揃えたい。
理由は分からないが、今すぐ21を揃えたい。
21を揃えたらなんか起きる気がする。
奇跡が起きる気がする、へんな龍みたいのが出てきて願い事を叶えてくれそうな気がする。気温を2度くらい下げてくそうな気がする。目の前に野菜ジュースを出してくれそな気がする。ピクルスともずくが混ざった、居酒屋のお通しとかでよく出てきそうな良く分からない食べ物を出してくれる気がする。
ダニエルラドクリフにひょっこりはんを足して、鬼奴にウルトラマンの2乗を8で割ったような人間になってそうな気がする。
はやく、夏が終わって欲しい。
プールに行きたい。海に行きたい。
いや、もういいや。
皆さんも熱中症には気をつけて下さい。
では!